【美宅光さんインタビュー】顧客の最適解追求のため、中小企業診断士資格を取得!

【美宅光さんインタビュー】顧客の最適解追求のため、中小企業診断士資格を取得!

【第3回 やり遂げたという気持ちは大きい】
過去の記事:第1回第2回

【美宅光さんインタビュー】

4年という長きに渡り悲願の合格を成し遂げた美宅さん。
仕事も多忙であり、かつ、2児の父という役割も担いながら、どのように合格を成し遂げたのか。
第3回は現在のお仕事への影響とこれからの展望についてお聞きしました。

クライアントの要望と試験の題意

――合格されたときの心境はいかがでしたか。

そうですね…自分を信じられなくなっているので。4年目になると。
中小企業診断士協会のサイトで番号を検索してヒットしたときは、何か間違ってるんじゃないかと思いました。ずっとヒットしない日々が続いてきたので、まず疑いましたね。

――合格されてからまだ日も浅いですが、お仕事に対して影響はありましたか。

現状では、まだ仕事には活かせていないですね。システムを作る仕事をしていて、経営の戦略には業務上踏み込めていないので。プロジェクトが変わるタイミングでアピールしたりもしているのですが、プロジェクトのアサインは実務経験が重視されるので、まだ突破口が見出せていないですね。

――なるほど、難しいところですね。ご自身の強みはどんなところだと思いますか。

そうですね…IT関連であることは間違いないですね。その中でも、クライアントの業務を理解して、要望を吸い上げて定義するということは、SE時代からずっと行っているので、そこはやはり強みだと思います。

――それはどの職種でも必要な素晴らしい能力ですね。試験勉強を通じて題意を掴む訓練をしたことが活きているようにも思えますが、いかがですか。

それはありますね。システム開発にあたって文書だけでもらった要件を具現化して提案すると、クライアントが考えている要件と全然違ったりするんです。そのズレが、以前よりだいぶ減ったかもしれません。診断士試験の中で、題意を掴むトレーニングができたということは大きかったですね。

これからよくなっていくという実感

――中小企業診断士の試験に合格されてよかったと思うことはありますか。

まずは達成感ですね。資格の勉強をしただけという場合と、実際に資格を取得できた場合では、気持ちに大きな違いがあると思います。やり遂げたという気持ちは大きいので、受験生には諦めないで欲しいです。あとは、実務補習を通じて、コミュニケーションスキルや企業を診断するスキルをこれから身に付けることができる、これからよくなっていくという実感が得られたことが大きいです。

――既に実務補習を受けられたのですね。いかがでしたか。

実際に企業を訪問してヒアリングして、論理的にまとめて発表するという一連のプロセスは、大変でしたがとてもためになりました。

――今後、診断士資格を活かしてやりたいことはありますか。

社長のお話を聞いてみたいですね。経営者の視点は、本業では得られない学びになると思いますし。そのような経験があれば、今の仕事のアサインも変わるかもしれませんし。

――最後に、中小企業診断士を目指している方にメッセージをお願いします。

とても大変だと思いますが、継続して欲しいです。合格した時や中小企業診断士として活動しているイメージを持って、モチベーションを保って欲しいと思います。


佐藤 太一

佐藤 太一 取材の匠メンバー、中小企業診断士
千葉県出身・東京都在住。大学卒業後メーカーに勤務するも、より汎用性の高い知識を習得したいという思いから退社し、税理士の道を志す。2012年税理士試験合格。その後、会計事務所にて法人申告業務に従事しながら、経営者に対し税務会計以外のアプローチがしたいと考え、中小企業診断士の資格を取得する。2018年12月登録。趣味は読書と映画鑑賞。

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