【今井真治さんインタビュー】目指せ独立!税理士試験連敗からつかみ取った中小企業診断士への道

【今井真治さんインタビュー】目指せ独立!税理士試験連敗からつかみ取った中小企業診断士への道

【第3回 独立自尊の精神】
過去の記事:第1回第2回

【今井真治さんインタビュー】

中小企業診断士資格の勉強は、税理士資格と比較して段違いに楽しかったと語った今井さん。2年という短期間で合格を果たし、合計約9年間にわたる勉強生活を終えたのちの、合格後の変化と今後の人生についてうかがいました。

合格後の変化

――合格後、変化はありましたか。

そうですね。仕事の内容はほとんど変わっていませんが、自己啓発の項目でかなり加点がされたり、会社の評価が変わりました。そういう意味では、仕事的にも取ってよかったなと思っています。また、中小企業診断士としてのお声がけも少しずつ頂いております。ちょうど会社が副業OKになってきたところなので、両立させながら、どういう形でやっていくのがよいのか模索しています。

最終目標は独立

――今後はどのような活動をしていく予定ですか。

会社の方が少し忙しくなってきたタイミングでもあるのですが、これからどんどん中小企業診断士としての仕事をやっていきたいと思っています。本業と被ることはできないなど制約はあるのですが、執筆などは本業との影響もないので、積極的にやっていきたいです。

――独立も視野にありますか。

はい、税理士試験を受けていた時から、将来はやはり、独立したいなと。今51歳なのですが、何があるかわからないので、60歳過ぎてもきちんとある程度の年まで収入を得られる生活がしたいです。なので将来的には独立し、60歳以降も働き続け、70歳から75歳位までは中小企業診断士として活動したいなと考えています。

また、組織でやっていると、いい意味でも悪い意味でも、自分でやったことが自分の責任ではなくなる場面があると思います。それが嫌に感じる場面もありまして。言葉にすると仰々しくなってしまいますが、母校の慶應義塾大学の精神である「独立自尊」に近いイメージです。「自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行うこと」を意味します。評価も、責められることも、自分の行動は自分で責任取るという生き方をしたいと思うようになりました。

――独立後の活動領域は決めていますか。

実はそこはすごく揺れ動いていて、悩んでいます。総合的なコンサルティングをしたいと思っていたのですが、今まで幅広いことをやってきたが故に、実は何かに特化した方が自分には向いているんじゃないかと感じています。ここは走りながら決めるしかないかなと思っています。



宮原里歩 取材の匠メンバー、中小企業診断士
千葉県生まれ、立教大学社会学部メディア社会学科卒業。電気設備工事会社と商社系SIerで営業に従事した後、株式会社プリンシプルでWebマーケティングのコンサルタントとして活動。2022年6月に中小企業診断士に登録し、8月より独立。チャレンジする中小企業やベンチャー企業に営業・マーケティングの側面から伴走。プライベートではホテル暮らしをしており、京都や九州に度々出没している。

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