【狩野詔子さんインタビュー】 パラレルワーカーとして「儲かる中小企業サポーター」への華麗なる転身

【狩野詔子さんインタビュー】 パラレルワーカーとして「儲かる中小企業サポーター」への華麗なる転身

【第3回新たな世界を提案したい】
過去の記事:第1回第2回

【狩野詔子さんインタビュー】

2018年5月に中小企業診断士登録。ついに個人事業主として事務所立ち上げまで実現してしまうバイタリティー。パラレルワーカーとして活動することで, 会社でのお仕事にもシナジーが働いているという。

活動の輪は周りを巻き込みどんどん広がっていく

―–個人事務所(かのさん中小企業診断士事務所)も立ち上げられたと伺っていますが?

そちらは,受験生支援団体の仲間を中心に立ち上げました。私が個人事業主として代表を務めてはいますが,こちらもメンバーのサポートがあってこその活動です。

1年経ったいまでは,Web サイト経由で企業や自治体からお声がけをいただいたり,面識のなかった先輩診断士さんから案件のご紹介をいただいたりなどして,徐々に軌道に乗りつつあります。

――軌道に乗りつつあるとのこと。近い将来に独立も視野に入っていますか?

いいえ。独立は考えていません。このままずっとパラレルワーカーとして活動を続けていきたいと思っています。

テーマパークの仕事は非常に面白く,メンバーも上司も非常に優秀な方が揃っています。日々,学ぶことばかりですので,やめられないです。いつかは,今のボスを追い越せるぐらいのパフォーマンスを発揮したいと思い,日々,上司の背中を追いかけています。全く追いつける気がしないのが,悩ましい点なのですが。

吸収した能力は,チームで社会に還元する

――では,資格は,副業として活用するようなイメージですか?

はい。せっかく獲得した診断士としてのスキルや知識を,社会に役立てて還元していくためにも,兼業診断士として,活動していきたいと考えています。

企業内診断士の方々やこれから資格取得を目指す皆さんにも「兼業」という選択肢があることをお伝えしたいですね。私たち中小企業診断士のスキルを中小企業さんや小規模事業者さんの経営に活かすことで,“儲かる会社”に変身させるお手伝いをしていきたいと考えています。

――最後に受験生に向けてメッセージをお願いします。

大阪府中小企業診断協会の風谷理事長も常々お話されていることですが,中小企業診断士は独占業務がないからこそ,マルチに活躍できる資格です。
「過去」の経営について分析するだけではなく,「未来」の経営をどうするべきか,というアドバイスができるのは診断士だけです。協業を行いやすく,他の士業をも巻き込んで業務にあたることができる,という点もメリットです。

個人的には,社外の経営者や診断士と話す機会が増えたことが,合格して一番大きく変化したことですね。多角的な視点を持って社内外のプロジェクトに取り組むことができるようになりました。
中小企業診断士資格は,「自分のキャリアを変えたい」という意識がある人にはぜひ挑戦していただきたい資格ですね。ぜひ,診断士活動を通じ,一緒に社会に価値を提供していきましょう。

山本 哲也
取材の匠メンバー,中小企業診断士
日本でいち早くフランチャイズチェーンシステムを取り入れ普及させたフランチャイザーに1989年から勤務,現在に至る。主に清掃衛生管理グループに所属し,清掃スタッフを皮切りに,全国のフランチャイズ店の育成・指導,事業計画の策定,新規事業開発,法人営業など一通り経験してきた。趣味は,ゴルフ,釣り,キャンプ,ランニング,サイクリング,温泉,飲み歩き。とにかくじっとしていられない性格。

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