【加藤 智康さんインタビュー】 “中小企業診断士”この資格が与えてくれたもの

【加藤 智康さんインタビュー】 “中小企業診断士”この資格が与えてくれたもの

【第3回 診断士の資格が与えてくれるもの】
過去の記事:第1回第2回

【加藤 智康さんインタビュー】

加藤 智康さんは,地元の商店街の復興・活性化をテーマに,様々な活動をされている企業内診断士です。全3回にわたって加藤さんの素顔や想いについて紹介したいと思います。

最終回の今回は,「今後の夢と診断士の魅力」についてうかがいます。

地元だけではなく地域全体を活性化させたい

――将来の目指している商店街の姿を教えてください。

自分と同じ小学校に通っている娘達に将来子供がうまれた時,その子たちが自分の子供の頃と同じ楽しい思い出が残せるような商店街にしたいですね。

それに向け,商店街の関係者自身が次の世代につなげる意識を持ったうえで,まずは商店街の復興や活性化について議論できる土台を作ることだと考えています。

――その先にある加藤さんご自身の将来の目指している姿,夢は何ですか?

地元の活動をしながら市のワークショップに参加し,幅広く他の分野の人たちと仕事をして自分をブラッシュアップさせたい。そして,その経験を地元の商店街で生かせる日が来ることを夢見ています。

まずやる,夢や目標は後から見つかる

――最後に,加藤さんは診断士の資格をどんな資格だと思いますか?

やりたいことができる資格だと思います。逆に言うと,やりたいことを見つけなければならない資格だと思います。

なので,当然不安もあるし,自分のできることで悩むこともあると思います。でも,それを考えることがよいことだと思っています。なぜなら,その不安が自分を考えさせ行動させる。その行動によって違う世界が見えたり,それを繰り返すことで,場合によっては夢につながる新たな目標が見つかったりするからです。

他の資格ではなかなかこうはならないですよね。診断士は素晴らしい資格だと思います。

――そうですね。加藤さんは受験勉強の段階で違う世界が見えてきましたね。

はい。だから私は,最初から「何をすべき」とか「こうあるべき」とか,決めつけないようにしています。最初から自分で絞ると,「目指すべき姿」や「あるべき姿」を見失う可能性があります。なので,まずはやってみる。やった後でそれが合うのか合わないのか,それを続けるのかやめるのかを判断しています。そうすることで,先入観にとらわれず広い視野で物事を見ることができます。同時に新しい人との出会いがあり,多くの機会を生み出します。それらは,診断士としての活動にとても役立っています。

――診断士の資格を取って良かったですか?

本当に良かったと思っています。

診断士になって行動力は高まり,視野が広がりました。企業内での仕事にもいい影響が出ています。内気だった自分が大きく変わりました。5年前の自分に「よく踏み出した」と褒めてあげたいです。

                                    (おわり)

宮崎 潔

宮崎 潔 取材の匠メンバー,中小企業診断士

入社以来,自動車の開発業務に従事する企業内診断士。「100年に一度の変革期」と言われている自動車業界に携わる大小さまざまな企業に対し,“何を貢献できるか”,“何か貢献できないか”と日夜思案している。

趣味はドライブ。自動運転の技術の進歩,普及を少し残念に思っている。

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