【西田雄一郎さんインタビュー】「夢」を再点火、40代の挑戦

【西田雄一郎さんインタビュー】「夢」を再点火、40代の挑戦

【第3回 養成課程が開いた未来への扉】
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【西田雄一郎さんインタビュー】

関西学院大学(以下、関学)の中小企業診断士養成課程(以下、養成課程)受講を経て、現在は製薬会社の学術研究部門に勤務する西田雄一郎氏。日々、最先端の医学を学ぶと共にMR(Medical Representative)に対する教育にも携わる。3回目は、改めて養成課程の魅力に迫ると共に今後の活動方針について聴く。

今、養成課程を振り返る

「戦いの日々」が終了した。「改めて振り返ると養成課程の魅力は『座学』や『実習』だけでは決してなかった」と西田氏は強い口調で語る。

養成課程のカリキュラムは「座学」と「実習」、大きく2つに分類される。しかし、それ以外の付加価値が確かに存在するようだ。西田氏が最初にあげたのは「人的ネットワーク」が構築できること。講師陣や同期とのネットワークは当然だが、過去の卒業生、さらには未来の卒業生も含めたつながりである。西田氏は「同期と一緒に新しい研究会を立ち上げることも考えています」と目を輝かせる。

他にもある。「学会や研究会との接点構築」である。西田氏は養成課程で培った人脈を活かしながら、「関西ベンチャー学会」「イノベーション研究会」「スモールM&A研究会」などへ積極的に参加し、視座を上げ、視野を広げ続けている。しかし、「養成課程に通っていなければ、学会や研究会との接点づくりは難しかった」と語る。

さらに、「講師陣が紹介してくれる書籍との出会い」「ビジネスの最前線で活躍する方々の基調講演」等、養成課程に通うメリットをあげればきりがないと西田氏は話す。

初めての副業、その出会いを創ったのも養成課程

最初の副業先となる「BCC株式会社」はヘルスケア分野でも中小企業者支援を行っている。製薬会社に勤務し、中小企業診断士を取得した西田氏にとってこれほど親和性の高い副業先は無い。両者が初めて出会ったのも養成課程の在籍時だ。養成課程で伊藤社長の基調講演を聴いたことがきっかけだ。

「本当に偶然です。講演後に名刺交換をさせていただいた際、私の勤務先とBCC株式会社の住所が同じだと気づきました。同じビルの別フロアでした。何か不思議な縁を感じましたね」と西田氏は少し興奮気味に話した。現在、西田氏は企業内診断士として活躍しながら、副業に向けた事前準備として副業先の詳細情報の把握、ヘルスケア事業の理解等に全力で取り組んでいる。

今後の活動方針

西田氏に今後の活動を聞くと「副業で得た知見と本業で得た知見を循環させたい。副業を通じて中小企業者に貢献したいと考えている。さらに、勤務先では副業を目指す同僚のロールモデルになりたい」と熱くその胸の内を語った。

西田氏の圧倒的な強みは「努力を続けられること」だと感じた。養成課程に通うまっただ中、奥様からは『お父さんが毎日一生懸命勉強しているから、子どもたちも自然と頑張れるのよ』と声をかけられたそうだ。自宅でも机に向かい、必死に努力する西田氏の姿が瞼に浮かぶ。

「妻にかけてもらったこの言葉が一番嬉しかったですね」西田氏は一番の笑顔を見せた。

念願の中小企業診断士となって2ヵ月。西田氏は、企業内診断士として新たな活躍の場を広げながら、副業の準備にも余念がない。様々な研究会にも積極的に参加し、歩みを止めることなく「学び」を続けている。「私は誰よりも粘り強く、物事に取り組むことができます」静かに語ったその一言に、西田氏の揺るぎない矜持と覚悟がにじむ。

資格の取得はゴールではなく、未来への扉を開く鍵だった。学び続けるその姿勢こそが、中小企業診断士としての歩みを、確かに照らし続けていくだろう。








相川 太郎

相川 太郎 取材の匠メンバー、中小企業診断士
1977年生まれ、大阪府出身、大阪府在住。大学卒業後、大手酒類飲料メーカーに入社。経営企画部門やブランド部門で業務に従事。中小企業診断士の資格取得を機に退職、現在は中小企業者に対する支援業務を積極的に行う。2024年中小企業診断士・ITコーディネータ登録。日本マーケティング協会認定マーケティングマスター。

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